株式会社コスモス国際マネジメント



新着情報(2016年4月15日)


米国IRSが2015年度APAレポートを発表

米国内国歳入庁(Internal Revenue Service、以下“IRS”)は3月31日、2015年度のAdvance Pricing Agreement(以下“APA”)に関するレポートを発表しました。同レポートの概要は以下の通りです:

(申請件数)
2015年度のAPA申請件数は183件と、2014年度の108件に比べ+75件(+69%増)と急増しました。これは、米国ではAPA申請料をIRSに支払う必要がありますが、その申請料が2015年12月29日以後の申請分より値上げ(新規申請の場合$50,000→$60,000へ)されることから、値上げ前の駆け込み申請が殺到したことによるものです。

183件のうち131件(71%)が二国間(多国間を含む)APAで占められています。二国間APAの相手国で最も多いのは日本(39%)、次がカナダ(17%)となっており、米国で申請された二国間APAの半分以上をこの両国向けが占めています。特に対日本の割合は、2013年度の51%、2014年度の41%から徐々に減ってはいるものの、引き続き他国を引き離して最大の相手国となっています。

(処理件数)
2015年度の処理件数は110件と、2014年度の101件に比べて+9件増加しました。但し、処理件数全体に占める新規APAの処理件数は44件(全体の40%)と、2014年度の53件(全体の52%)から件数も割合も減少しました。また、過去最高値である2013年度の145件には未だ遠く及びません。APAプログラムが相互協議部門と統合してAPMA(Advance Pricing and Mutual Agreement) Officeとなった新生APA部門が前directorであるRichard McAlonan氏のリーダーシップの下で進めてきた処理の迅速化が、同氏や他の改革派の幹部が一斉に退職した事も影響してか2014年に大きくとん挫した影響が未だ残っていると思われます。

処理件数のうち80件(73%)は二国間APAであり、さらにその内46%は日本、23%はカナダが相手国となっています。

そのように申請件数が処理件数を大幅に上回ったことから、2015年12月末の繰越件数は410件となり、2014年末の336件から大きく(+74件)増加しました。但し、平均処理期間については2014年度38.3か月から2015年度は36.7か月へと若干短縮しました。

△PAGE-TOP

Copyright © Cosmos International Management Co.,Ltd. All Rights Reserved.